春のお出かけ録 花見/中華街

 萌えだした緑が眩しい候。初夏を越して夏になったかと思いきや、ちゃんと4月下旬の気温で振り回されている今日この頃。過ぎ去ってしまったお花見の話。
 川辺に桜を見に行った。

桜 2


 電車に乗っているときに見える桜。毎年通り過ぎる瞬間の一瞬の楽しみとして見ていたが、いや見に行けるじゃんと思い、近くに見に行った。いつも見えるだけの風景に実際行くと、ちゃんと繋がってたんだと不思議な気分になる。ゲームの背景みたいに、見えてるけどこれ以上進めないような気分になっているが、現実ってそんなことないんだぁと実感した。
 方向感覚が死んでいるので、最初まったく逆方向に進んでしまった。普段降りたことない駅ではあるが、二方向しか選択肢がないのに二択で負けた。だが目的地の逆方向に爆進している途中、駐車場の桜の下で昼寝している猫を見た。ゆっくり近づいてみたが、すぐに足音でバレて逃げられてしまった。春うららのやわらかい昼光の中、きらきら散る桜の下で眠っている猫を見れたのはよかった。回り道もときにはよい。

 私は一人で行って、写真を撮ったり、遠慮なく近づいてくる鳩を追いかけたりなどしていたが、対岸ではファミリーやカップルがレジャーシートを敷いてお花見の宴をしていた。屋台などがあるわけではなく、各人お弁当を持ってきているようで、のどかな風景だった。釣りをしている人や、私のようにただ散歩している人。同じ場所でそれぞれがそれぞれに自由な時間を過ごしていて、それがとても安心した平和な時間で良かった。

 

 話は変わって、横浜の中華街に行った。こちらも初めてだ。
 関内駅で降りて向かった。横浜スタジアムで野球の試合がある日のようで、駅前からハマスタまで青い人とトラ柄の人で溢れていた。チケットパスを首に提げてるオジサンってなんか良い。ワクワクが伝わってくる。
 中華街はすごい人だかりで、特にお昼の時間は一方向からしか動けないほどの人だった。お祭りみたいで楽しい。

中華街って感じ!

 

提灯が中国っぽい雰囲気

ハリネズミ饅(カスタード味・かわいい)

肉饅(とてもデカくてうまい)

山査子飴(甘酸っぱくてうまい)


 一番感動したのは山査子飴だ。よく中国ドラマで串に刺さった山査子を売っている人が背景にいるので食べてみたいと思っていた。だが、まるの山査子は日本ではあまり売っておらず、山査子酒やドライフルーツでしか食したことがなかった。あんずのような甘酸っぱい味で、華やかな香りがする気がする。山査子酒はとてもおいしいので好き。その山査子がまるの状態で食べられたのがうれしかった。これは生ではなく冷凍だったが、それでもいい。山査子飴の山査子はかなり酸っぱくて、飴があるから食べれるなと思った。イチゴ飴も食べたが、甘さと酸っぱさのバランスは山査子飴のがよかった。山査子の実自体は小さめだか中には結構デカい種がいっぱい入っている。食べにくさはあるが、とても美味しかったので、また食べに行きたい。
 あと写真はないが、パッションフルーツティーがとても美味しかった。パッションフルーツの種やナタデココの食感がよく、あまり甘すぎないのが美味しかった。
 デカい肉饅でかなりお腹いっぱいになったので、思ったより食べられなかった。焼き小籠包とか北京ダックとかパンダ饅とかも食べたかった。あと油条(揚げパン)。観光地なので高くても食べよう!と思うし、安かったらやったーと思うので、たまに遠出するのは楽しい。何回でも行きたい!