夏のおでかけ録 花火大会/同人誌即売会

 9月も夏だった。感覚がマヒして気温30℃なら涼しいなと思う夏だった。クソあちかったなァ~毎日よォ。そんな中でもお外で活動する日があった。そんな夏の日の思い出。


 デカい花火大会に行った(8月の話)。隅田川花火大会にも匹敵する(のかは行ったことないため分からないが)デッカい花火大会に行った。深刻な方向音痴な私のために最寄りまで友達が来てくれて、一緒に歩いて行った。商店街が出店をやっていたり、浴衣の方が多かったり、知らん人々と同じ方向にぞろぞろ歩いていくのが楽しかった。お祭り特有の高揚感を久々に味わった気がする。
 花火大会会場は人間で埋め尽くされていた。川の両岸に人が押し寄せていた。あっちの岸ヤバ!って向こう岸も思っていると思うと面白い。どっちもヤバいぞ。テントとか張っている塊もあり、もしかしてこのまま泊まるのだろうか。なんかロマンだ。大人はお酒で乾杯してたり、子どもはあたりを走り回ったり、叫んだり、自由でよかった。人間が自由に過ごしている姿はいい。
 花火は凄まじかった。空一面くらいデカい花火がドーンドーン上がるタイムと小さめの花火がマシンガンのようにバンバン上がるタイムがあって最高だった。音がいい。花火の魅力の60%は音かも。
 最近の(なのかはニワカ花火ストなので分からないが)花火がすごい。ニコニコマークや色がグラデーションになるものなど、仕組みが全然分からないスゴイ花火がドンドン上がっていた。グラデーションって何?すごすぎ。惜しげもなく何発も打ち上げてるのもすごすぎ。
 風がいい感じに吹いていたため、花火の残滓の煙も邪魔をせず、とてもキレイに花火鑑賞できた。外の活動全体に言えることだが、天気という人間にはどうしようもない要素が絡んでくるのに”予定”されているのすごく怖い。杞憂タイプの心配性なので、もし土砂降りだったらと思って勝手に膝がぞわぞわしてくる。両岸を埋め尽くす人々の期待とかお経くらい長い協賛企業たちはどうなっちゃうの~!?
 花火大会はとても楽しかった。来年も行く。

 コミティア145に行った。同人誌といえば『春と修羅』とまでは言わないが、なんか高尚な印象もあるし、漫画でよくある漫画部が目指すあの建造物のイメージもある。

あの建造物<TOKYO BIG SITE>

 

 よくTwitter(現X)の名前欄にある東○ホールの意味がよく分かってなかったが、実際にあの建造物に行ったら分かった。ドームみたいな一つのデッカイ建物かと思っていたが、ホールがいっぱい集まっている建物なんだな。これは読解力のテストに出るので覚えておくように。

西とか南もあるんだ~

 

 著者から直接本を買うなんて、クソビビリ雑魚チキンには考えられなかったのだが、何でもやろう行こうが最近のテーマなので行った。自分の好きなこと・情熱をかけていることを自費出版で売るっていうのがいい。ロマンがたくさん詰まっている。みんなが本にするほど好きなこと、私も知りたい。
 リュックが重たくなるくらい買って帰った。電子書籍化とは何だったのか。バイオリズムの関係で体調の運勢が大殺界だったため、心惜しくもすぐに退散と相成った。だがもっと見て回りたかったし、石油王だったら全サークルの本が欲しかった。インターネットでよく見るあのライターも、Twitter(現X)で回ってくるあの漫画家も実際に存在したんだという感動と、死角から急所を突いてくる本との出会いがあった。
 今回の購入で一番好きなのは「空き地学Vol.1~3」と「空看板」の写真集だ。

空き地学と空看板

 

 まさに死角から急所を突いてくる本。空き地とか空き看板が美しい。それを”美”と思って研究したり、写真集にして販売してるもの興味深い。空き地や空き看板なんてたぶんたくさん見てきたのだろうが、それが美しいものとは今まで生きて考えたことなかった。この本に出合えてよかった。
 著書にも引用されている、赤瀬川原平の「超芸術トマソン」が私も好きなので、そんな方はこの本もストライクのはずだ。間違いなく人間が造ったにもかかわらず、人知を超えた存在であり、さらにそれを人間が愛でるという、ねじれにねじれた関係が生まれている様が、なんとも言えずこの胸の高鳴りを生むのだ。
 こんな空き地ど素人の人間が何をいってもなので、著者の方のブログがまずはオススメ。

akichiniiko.hatenablog.com

 御本ももちろんオススメ。

 

 夏も楽しいことをたくさんして過ごせた!たくさん本を買ったり、なんかいろいろ買ったら懐に寒風が吹きこんでいる。後悔はないが、未来の自分が不安がっている気がするので、秋は清貧に努めたいと思っている。思ってはいる。